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管理会計とは、企業内で使う会計のことです。一般的に「会計」と聞くと、簿記の仕訳、貸借対照表(B/S)や損益計算書(P/L)の作成などを思い浮かべる方が多いと思います。しかし、これらは「財務会計」と呼ばれるもので管理会計ではありません。なぜかと言うと、貸借対照表や損益計算書は社外、株主、債権者、取引先などのステークスホルダーに向けて報告することを第一の目的とした会計だからです。社外に向けた会計を財務会計と呼びます。
では、管理会計とは?
管理会計はお話しした通り、企業内で使う会計のこと。例えば、月次の売上金額、製品別や各部門別の原価計算、商品の損益分岐点などです。管理会計にはルールがありません。企業独自でルールを策定します。経営者がマネジメントに必要だと考える指標を決め、その数字をデータ化、経営者が戦略的な意思決定ができる会計を管理会計と言います。
管理会計を行うためには、取引先ごとの利益率なのか、プロジェクト利益管理なのか、月次の売上金額なのかなど、どの数字を重要指標とするか決めることが必要です。また、会計データから必要な数字を抽出し、データを蓄積できる仕組みを作る必要があります。大変なことではありますが、貸借対照表や損益計算書からは見えてこなった重要な指標が分かります。業績の黒字化を行うために必要な作業と言えます。
「中小企業だから、そんな数値をデータ化している余裕はない。」「専門的な知識が必要そうで、なんだか大変そう。」などお困りではございませんか?全国の中小企業の財務データを元に、同業他社と比較分析した経営計画、コンサルティングを行えます。管理会計を会社内だけで行うのはとても大変なもの。お気軽にご相談ください。